【フランチャイズ大失敗】ハウスクリーニングは参入障壁が低いけど①

僕のいたハウスクリーニングのフランチャイズは酷かった

ハウスクリーニングへの参入障壁が低いのはフランチャイズによるところが大きい

少し時間ができたので、過去に書いて公開を控えていたフライチャイズでの体験を整理してみることにします。

参入障壁が低いとされるハウスクリーニング業ですが、検討している方の役に立てば幸いです。

ハウスクリーニング イメージ

その②

その③



僕が加盟していたフランチャイズ会社はもうありません。

2018年4月11日に倒産しています。夜逃げ同然で急に連絡が取れなくなったそうです。
その当時の僕はすでにフランチャイズから離れていたのですが、実際には退会を認められておらず、事業継続の禁止や購入した洗剤・薬剤の廃棄と廃棄証明(10万円近くかかる)の提出を迫られていました。それを無視し続けていたのでスッキリしたのを覚えております。

フランチャイズ加盟からハウスクリーニングを始める

僕がハウスクリーニングの第一歩を踏み出したのはフランチャイズからでした。

それまで勤めていた印刷会社との不協和音、組織に嫌気がさしながらもなんの特技もない僕が『ひとりで働く』ことを模索した結果たどり着いたのが、フランチャイズでの起業でした。

異業種からの参入なので「ど素人」での起業です。初心者歓迎の独立開業ビジネスに頼ったわけで、考えてみれば無茶な話です。
しかし、ど素人でも開業できるのがフランチャイズビジネスの特徴でもあり売りでもあります。

当時の僕にはそれ以外考えつかなかったのでした。


家族持ちの僕は焦っていました。



そんな僕が数多いフランチャイズの中で選んだのがリペアとハウスクリーニングでした。




初心者歓迎のフランチャイズを探す そしてハウスクリーニング開業

担当者が『いい人』だったから?がとんでもないことに

僕は在職中にもかかわらずインターネットで初心者歓迎のフランチャイズを探しました。
最初に興味を持ったのはリペア業。

広告を見て興味を持ち、さっそく申し込んで体験研修に参加。その後本部に何度も足を運び打ち合わせを重ねて契約。事業計画書も作成して、言われるがままに政策金融公庫から多額の融資を申し込みました。当時は本当にどうかしてましたね。

そしていよいよ参加確定!という直前に公庫から電話がかかってきて融資が却下されました。その直後会社は倒産しました。

公庫はその会社の経営状況を調べて危険と認識したのだと思います。
公庫に感謝、ギリギリ難を逃れました。今思い出してもぞっとします。

ちなみにそのリペア会社は、僕が前職時代に出入りしていた某大手広告代理店のフランチャイズ事業部担当者からお墨付きを得た会社でした。理由は『担当者がいい人』だったから!

そしてハウスクリーニングのフランチャイズに

しかしすでに退職届を提出していた僕は再び路頭に迷い、懲りることなく一番安く開業でききるハウスクリーニングのフランチャイズを見つけてそこに資料請求しました。
するとその日に担当者から電話が来て事務所を訪問。

そこではハウスクリーニングとリペアと床のコーティングから鍵交換まで習得でき、多角的に仕事ができるとのこと。さらにエアコンクリーニングの需要は年々高まってきており、6月頃からはひっきりなし注文が来るという話。

そのときは3月、有休消化で会社を正式退社して4月、夏を前に研修してエアコンクリーニングで収入を途切れさす心配はなくなる。

その年の春、退職直前の在職中に僕は勢いでそのフランチャイズ会社と契約したのでした。


オッティ イメージ
開業時は日産の軽乗用車で営業していました。なぜか雪の日に撮影


わずか1週間の研修が始まる

ハウスクリーニングのフランチャイズは数多くありますが、当然どこも研修制度がしっかりしたところかと思います。

厳しい試験があるところ、実地研修があるところ、それぞれの特色があることでしょう。

僕が加盟した本部の研修は、約1週間という短さ。

厳しい短期間の超つめこみ研修だと思っていたのですが、なんとそれはすごく緩いものでした。

『こんなのでいいのか・・」

そんな思いが払拭されることもなく一週間の研修期間は過ぎていきました。

研修の模様はまたあらためることにします。



フランチャイズから離れた後の修行先で僕がよく言われたのは、

我流でやればすぐダメになる

でした。

我流でやっててダメになった業者がたくさんある、ということです。

開業時の僕がフランチャイズ本部で受けた研修は完全に我流でやらざるを得ない内容でした。

研修もほぼ終わろうかという頃に社長があいさつにやってきてお話しをしたのですが、

「研修は短くていい。チンタラチンタラ長くやっても意味がない。現場で経験を積んで技術を身につけて・・・」

たしかそういう内容でした。

僕は思いました。

それって、お客さん宅を実験台にするってこと?

研修自体、実作業とはかなりかけ離れたものでした。


つづく

【フランチャイズ失敗】ハウスクリーニングは参入障壁が低いけど②

【フランチャイズ失敗】ハウスクリーニングは参入障壁が低いけど③