こんなはずでは・・・ 苦労してお掃除したのに、洗剤で素材が変色、台無しに。

 

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洗剤で素材が変色、

そんなくやしい思いをしたことはありませんか?

ピカピカにみがいてきれいにしたつもりが、色が変わってしまったり、色が落ちてしまったり。

 

なんだか以前、好きなデザインのシャツを洗濯したら、色が落ちちゃったときと同様、

 

ダメージは大きいですよね。

 

そんな、色落ちや変色について、いくつかピックアップしてみます。

 

【洗剤と変色】 ステンレスと酸性洗剤

 

酸性洗剤で蛇口を磨いていたら、黒ずんでしまった。

 

尿石や水垢の汚れも落とす酸性洗剤ですが、金属を腐食させる働きもあります。

サビはこの原理で、酸性洗剤で腐食させて落としますが、サビていない部分にも影響が出る場合があります。

 

例えば・・・・・・・、

 

蛇口につきやすいカルキ、これも酸性洗剤を使って落とせます。

ついでに蛇口を磨くときれいになります。

水垢が落ちて洗った直後はピカピカになるように見えます。

 

しかし、そのまま酸性洗剤をつけて放置してしまうと、

ステンレスが酸で焼けてしまいます。

酸で焼ける=黒く変色してしまうのです。

 

放置しない、すぐに水で流す、しっかり拭き取る

を、徹底します。

 

もし黒く変色してしまったら、

メラニンスポンジを濡らしてこするか、コンパウンド(クレンザー)で磨いてみてください。

うまくいけば、変色した部分がうすくなるかもしれません。

 

※酸性の洗剤は用途によって使い分けます。また、ハウスクリーニング業者は焼けない酸性洗剤も使用します。

 

【洗剤と変色】 フローリングと洗剤

 

フローリングにアルカリ性洗剤を直接吹きかけたら白っぽく変色してしまった。

 

フローリングの表面にコーティングやワックスがかけられている場合、フローリング本体を保護してくれますが、アルカリ性や酸性の洗剤の原液をこぼしたまま放置すると、溶けて変色してしまうことも。

 

 

フロアコーティングは強いのですが、水性ワックスに至っては弱アルカリ性の洗剤でも溶けてザラザラになってしまうこともあります。

そして溶けた部分は濁ります。

 

 

フローリングにコーティングがされていない場合(無垢等)は、洗剤によりシミになってしまう場合もあります。

この場合、フローリング自体がダメージを受けかねませんので、こぼしてしまったら、放置せずすぐに拭きとります。

 

 

【洗剤と変色】 アルミとアルカリ性洗剤

 

アルミ製の窓サッシにアルカリ性の洗剤を使って掃除したら、変色してしまった。

 

アルミサッシは通常、表面に保護剤が塗られているのでアルカリ性の洗剤で洗っても新しいうちなら大丈夫です。

しかし古くなっていくと、保護剤が弱くなりアルカリ性洗剤により色落ちしてしまうことがあります。

 

 

たとえば、アルミのおべんとう箱を食器洗い機に入れて洗ったら、白く変色してしまった!

 

なんてことを聞いたことはあるでしょうか?

食器洗い機に使う洗剤は、弱アルカリ性。

古いアルミ製のおべんとう箱がアルカリにより、表面が変質してしまって白くざらざらになってしまったんですね。

 

弁当箱や鍋などのアルミ製品には、表面にアルマイトという薄い膜に覆われています。

この膜がアルカリ性に弱いのですね。

アルマイトが剥がれてアルミがむき出しになると、水酸化アルミニウムが出てきます。

この水酸化アルミニウムが白く変色した部分です。

いずれにせと、元にもどすのは無理・・・・・

 

気をつけないといけません。

 

 

【洗剤と変色】 大理石とアルカリ性洗剤・酸性洗剤

 

大理石の水垢を落とすために酸性洗剤を使って、シミができてツヤが落ちてしまった。

 

大理石や御影石はお掃除が大変です。

 

玄関では外の汚れがしみこみ、お風呂場では水垢やカビの汚れがついてしまいますが、洗える洗剤は限られてしまいます。

 

大理石の主成分は炭酸カルシウム、酸性にもアルカリ性にも弱いです。

 

水拭きが無難、もしくは中性洗剤。

 

弱アルカリ性洗剤もOKといわれていますが、たとえ弱でもアルカリ性洗剤を使うときにも注意が必要です。

変色しないように、なるべくうすめて使いましょう。

 

お風呂場の水垢には酸性洗剤を使いたいところですが、大理石や御影石はとりわけ『酸に弱い』です。

大理石にはとても細かい無数の穴があいていて、そこから染みこんだものがカビや菌などが増殖する原因となります。

酸性洗剤が石に染みこむと、ツヤがなくなりシミができてしまいます。

 

高価な素材ですので、とりわけ気をつけたいところですね。

 

 

以上、よく取り上げられる変色を書いてみました。

知っていても、その汚れがなかなか落ちないと、ついいろんなことを試そうとしてしまい、

強い洗剤をついつい使ってみたくなってしまうものです。

使用してすぐに水で流せばよいのですが、

うっかりすすぎをしないまま、放置してしまったら変色・変形してしまいます。

洗剤による破損には気をつけてください。

 

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