ワンルームは特に曖昧 １K １ＤＫ １ＬＤＫの違い
１R（ワンルーム）、１Ｋ、１ＤＫ、１ＬＤＫのメリット・デメリット
間取りは部屋を選ぶにあたって、所在地とならぶ大事なポイントです。
普段当たり前に使っている言葉ですが、それぞれの定義を確認してみたいと思います。
一人暮らしをしようと思っている若い方は、ぜひご参照下さい。
『１Ｒ』 ワンルーム （ＲはRoomです）
１Ｒ＝ワンルーム （ＲはRoomです）
文字通り『ひとつの部屋』です。
キッチンとの間に仕切りがありませんので、玄関を開けたらすぐに部屋となります。
シンプルなつくりで価格も安く設定されている場合が多いので、学生さんとか若い人に人気があります。
ワンルームのメリットは、
仕切りがないので解放感があること
仕切りがないので部屋の温度が一定すること（すぐ冷えるしすぐ温まる）
ワンルームのデメリットは、
料理のにおいが部屋中に流れること
玄関のドアをあけたら中の様子が一目でわかること
収納スペースが少ないので、持ち物が多いと見栄えが悪くなること
物を多く持たず、料理をあまりしない人に向いているといえます。
また、一般的な１Rはベランダがなく浴室とトイレが一体となった３点ユニットが多いです。シャワー付きトイレが使用できないケースが多いです。
ワンルームの例外
ワンルームは一般的に１５～２０㎡程度の場合が多いのですが、中には３０㎡越えの広い部屋もあります。
たしかに居住スペースにキッチンがあるので定義としてはワンルームなのですが、だだっ広くて設備も凝っていたりする場合もあります。デザイナーズマンション等に多く見られます。
浴室とトイレは別に洗面所のスペースも確保されている場合もあります。不動産情報誌等にはこのような場合もワンルームと表記されていることがあります。
結局は１LDKの壁を取ってしまったような作りで、内装も豪華であることが多く家賃もそれなりに上がります。
ワンルームの定義はとても曖昧に感じます。
『１Ｋ』 一人暮らしの定番
１Ｋ＝ワンキッチン （ＫはKitchenです）
ひとつの部屋とひとつのキッチン（台所）があり、それぞれ独立しています。
ワンルームと違って居室とキッチンが扉などで仕切られているので、生活にメリハリがつきます。
なお、１Ｋのキッチンは４．５帖未満が目安とされています。
１Ｋのメリットは、
料理をしても居室までにおいが流れにくい
玄関のドアを開けても部屋の中の様子が見えない
居室に家具を配置しやすい
１Ｋのデメリットは、
一般的なワンルームよりも家賃が高くなる（例外あり）
仕切りがあるため部屋の温度差が生じる
玄関を開けると居室までの廊下にキッチンが設置してある部屋もあり、仕切りはないものの居室とキッチン（台所）を分けて使うことができるので、１Ｋとして使うタイプもあります。
このような場合は、扉の有無等によって不動産屋によってワンルーム、１Ｋの区別が違うことが多いようです。
いずれにせよ、ワンルームと１Kを混同して記載している場合もよく見られます。
『１ＤＫ』 プライベート空間を大事に
１ＤＫ＝ダイニングキッチン （ＤＫはDining Kitchenです）
基本的には１Ｋと同じで、ひとつの部屋とひとつのキッチン（台所）に仕切りがあります。
１Ｋと違うのは、キッチンが広く、
１Ｋのキッチンは４．５帖未満なのに対して１ＤＫのキッチンは４．５～８帖となります。
ダイニングは食事、キッチンは台所、
つまり台所と食堂を兼ねていることになり、食のスペースと居室のスペースを完全に分けることができます。
１ＤＫのメリットは、
１Ｋよりも広さがあること
『料理する』『食べる』が一つの空間でできること
料理のにおいを気にしないですむこと
大きめの冷蔵庫も置けること
来客にプライベートを見られないこと
１ＤＫのデメリットは、
ワンルームや１Ｋにくらべて、家賃が各段に高くなること
部屋そのものの数が少ないので、引っ越しシーズンの物件確保にやや苦労すること
『１ＬＤＫ』 ２人で暮らすのもよし
１ＬＤＫ＝リビングダイニングキッチン （ＬＤＫはLiving Dining Kitchenです）
１ＤＫよりもさらにキッチンが広くなったのが１ＬＤＫです。
１Ｋのキッチンが４．５帖未満、１ＤＫのキッチンが４．５～８帖以内、
それに対し、１ＬＤＫのキッチンは８帖以上とされます。
居室の部分を寝室に使う人も多く、一人暮らしばかりではなく２人で暮らせます。
１ＬＤＫのメリットは、
広々としていて、２人で住むスペースがあること
埋め込み式コンロ、独立洗面台、ウォークインクローゼット等がついていることも多く、設備が充実していること
『料理する』『食べる』が一つの空間でできること
１ＬＤＫのデメリットは、
設備面も含めて、金額が高いこと
２人で暮らす場合、居室がひとつしかないので一人の時間を持つのには向いていないこと
また、わりと新しい１LDKは高級志向の部屋が多いので古い１LDKとは雰囲気に差があるように思えます。
逆にいうと地や金額で選択の幅が広いといえます。
それぞれの定義を確認してみましたが、もちろん例外も多いので間取りは事前にご確認下さい。
ワンルーム、１Kにおけるハウスクリーニングの料金について
ワンルームと１Kの違いについてはけっこうあいまいです。
ハウスクリーニングの価格は間取りを基準にしている場合と平米を基準にしている場合があり、最近は間取りを基準にしているケースが多いです。その方がわかりやすく、インターネットの業者仲介ポータルサイトも間取りを基準にしている場合が主流です。
ただ、同じワンルームでも前述のとおりオーソドックスな１６㎡程度のワンルームと３０㎡のワンルームでは作業の難易度がまったく異なります。
また、マンションの部屋と戸建てを集合住宅に改築した部屋にも広さや設備や窓の数に違いが見受けられます。難易度もそれ相応に上がって来ますしトラブルの元にもなりかねません。
事前の確認が必要です。
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