8月の終わり、季節はずれの台風に大雨、
連日酷暑だったのが信じられないくらい、夜は涼しくなってきて、
これはもう秋が来たんだなと実感、
なんて思っていたら、東京ではまた暑さが舞い戻ってきました。
残暑はまだまだ続きそうです。
地元 東京都清瀬市の伝統的な祭を見物
夜になると秋の気配を感じます。
知ってました?畳と帖の面積は同じでしょうか?
ハウスクリーニングに限らず、たとえば床(クロス)のクリーニングの料金を知りたくて調べてみると、
「帖(じょう)」
という単位が出てきます。
ハウスクリーニングのHPを見ると、
床クリーニング 1,000円/帖
床ワックス剥離 2,000円/帖
とか、
6帖/8,000円
とか。
かと思えば、
20㎡(平米)以下/15,000円
なんていう表記もあり、ややこしいですね。
ところで、
いきなり基本的なお話しです。
「畳」と「帖」、どちらも読み方は「じょう」。
「畳」をつかう場合と「帖」を使う場合、知らない人は別の単位かと思ってしまいがちです。
これらの表記について整理してみたいと思います。
畳と帖はおなじか?和室だから畳、帖だから洋室か?
四畳半の下宿、六畳一間のアパート、
なんだか古い流行歌にありそうですね。
かつての日本の住居は和室、
畳を何枚使うかを、その部屋の広さの基準としていました。
なので、もともとは「畳」。
しかしながら、畳ではなくフローリングが主体の洋室でもかつては「畳(じょう)」を用いていました。
やがて、畳(たたみ)という文字が和室をイメージしてしまうことから、洋室と区別するために「帖(じょう)」が使われるようになったといわれています。
また、不動産の広告では「帖」と使われることが多いようです。
ハウスクリーニングにおいても、ほとんどが帖です。
基本的に「畳」も「帖」もおなじであると考えて大丈夫です。
ちなみに、傾向としては「畳」ではなく「帖」を単位として使う方が増えているようでもあります。
また、和室は〇〇畳、洋室は〇〇帖とこだわる場合もあります。
【豆知識】畳の広さは一律ではない
帖から離れて、いったん畳(たたみ)についてのお話しです。
畳の面積ってけっこうややこしいです。
畳は大別すると4種類、
・京 間(きょうま) : 本間とも。近畿地方
・中京間(ちゅうきょうま) : 名古屋を中心とする地域
・江戸間(えどま) : 関東周辺
・公団間(こうだんま) : 団地間とも。集合住宅。
※中京間は東北でも使われているなど、例外もあります。
そしてそれぞれサイズが違います。
参考に、それぞれの面積ですが、
・京 間 : 0.955 × 1.910 m (1.82405平米)
・中京間 : 0.910 × 1.820 m (1.6562平米)
・江戸間 : 0.880 × 1.760 m (1.5488平米)
・公団間 : 0.850 × 1.700 m (1.445平米)
なんと、地域によって差があるんですね。
おなじ6畳一間でも、地域によって広さが違うのです。
しかしながら、ひとつだけ共通点があります。
おわかりでしょうか?
タテとヨコの比率が、1:2なんです。
これは基本的に同じです。
さて、比率は同じでもサイズが違うのは問題がありそうです。
そもそもこれは、畳の大きさを基準に家を作るか、家を作ってから畳を作るかの建築上の関係だそうですが、
いずれにせよ、人がひとり寝れる広さが基準となっているそうです。
アバウトですね。
最近は平均身長も伸びているので、妥当かどうかはわかりませんが。
結局、1帖は何平米なの? 基準は中京間、帖は1.65平米
さて、畳の面積は地方によって違うのですが、
畳のサイズでもっとも普及している中京間が基準となって、
0.910 × 1.820 m = 約1.65 ㎡
ということで、
1帖の面積は、
1.65平米
と覚えておけば間違いないです。
ちなみに、坪という単位もよく使われますが、
1坪は3.3平米
つまり、2帖分です。
おぼえやすくなると思います。
(※端数を決して 0.9 × 1.8 m = 約1.62平米 これも使われています)
そもそも畳も帖も目安で考えるべき
・京 間 ・中京間 ・江戸間 ・公団間
それぞれのサイズがビミョーにことなり、
代表で中京間のサイズを基準にして
1帖(畳)= 1.65平米(㎡)
なんかアバウトですね。
もし仮に、
「22㎡」
といわれてもピンときませんが、
約13.3帖
(22㎡ ÷ 1.65 ㎡ = 約13.3) ※1.65㎡ は1帖
と置き換えたら、
6帖(畳)の部屋を思い浮かべて、
だいたい2部屋よりちょっと広いくらいの面積なんだな
とイメージがわきます。
そんなふうに考えれば、
ハウスクリーニングの予算とかも考えやすくなるのではないかなと思います。