ハウスクリーニング口コミはあてになるのか?どんな人が来るのか?
ハウスクリーニング業者の選び方、口コミの読み方について考えてみました。
※一般家庭での『在宅ハウスクリーニング』を想定しております。
家庭にハウスクリーニング業者を呼ぶのは勇気がいる
ハウスクリーニングの業者に作業をお願いする方は増えています。
慣れている方はエアコンから水回りやベランダ、窓まで定期的に依頼します。
依頼の経験はないものの『お願いしてみようかな』という方もたくさんいることでしょう。
在宅におけるハウスクリーニングの作業は、内容によっては業者と半日は同じ屋根の下で過ごすことになります。
技術面はもちろ、人柄や相性もポイントになるかと思います。
小さい子供やペットに親切か?汚れいる部屋を見てどう思うだろうか、等々。
そういった理由から、依頼することに躊躇するケースもあるようです。
業者選定はどのようなやり方があるのでしょうか?
業者紹介のポータルサイトを見て判断するのが主流
ハウスクリーニングの発注は、かつては大手のD社一択だったように思いますが、今は複数存在するインターネットのポータルサイトが主流になってきているように思います。ネットのポータルサイトでは沢山の登録業者を紹介しており、運営側も利用者のサービス向上に努めています。
しかし登録業者はかなり多いです。
選択肢が多すぎて、選定は年々難しくなっている状態です。
そんな中、多くの人が判断基準にしているのがやはり「金額」と「口コミ」でしょう。
『金額』安ければ悪いというわけではない
金額からサービスの質を判断するのは難しいです。
ハウスクリーニングの価格相場を事前にチェックしたところで、ポータルサイトに掲載されている業者の価格はとても幅が広く、最安値と最高値の価格差はかなり開いています。
中には極端に安い業者もありますが、以下の要因が考えられます。
①通常作業範囲だと思っていた箇所がオプションで加算する方式をとっている
②開業したばかりでとにかく仕事が欲しい(開業者の多い業種です)
③キャリアが長くて技術はあるけどポータルサイトに登録したばかりで口コミ等の実績が欲しい
※ポータルサイトに掲載している業者は常に口コミを意識しています。後先考えないひどい対応をする悪質な業者はここでは触れないことにします。
同然、③のケースが一番当たりだと思います。
業者のプロフィールを読むと判断できると思います。
ただしこのような業者さんは軌道に乗ってくると徐々に金額を適正にしていくので、翌年に同じ条件でお願いしようと思ったらそうもいかないということもあります。
開業早々の業者さんは技術面では当たり外れがあると思いますが、とにかく一生懸命やってくれる場合が多いです。一か八かで依頼して相性の良さを感じたら、青田刈りだと思ってよいかも知れません。
長い付き合いができることもあるでしょう。
『口コミ』ポータルサイトでのコメントの読み方
今はハウスクリーニングに限らず口コミが重要な発注の判断材料となっております。
通販業界では口コミの不正操作がたまに取沙汰されていますが、生活関係のポータルサイトでは今のところあまり聞いたことがありません。
口コミは発注した顧客がストレートに書いているので、当てになる情報ととらえて間違いないと思います。
ただし、口コミ一覧として上部に表示されているのは基本的によい口コミとなります。
また、ノンストップで一生懸命に作業してくれたスタッフを見ていて、多少の不満があっても悪い評価はつけずらくなるものです。特に一般家庭でのハウスクリーニングではその種の『情』も含まれていると思われます。
そこには業者の対応や人柄等も見え隠れしています。
低評価のコメントをあえてチェックする
地域・日程・価格等の条件が合って、顔写真も含めて依頼を検討しようと思ったら、まずは低評価の口コミをチェックしてみて下さい。どの業者にも★一つの評価は少ないながらもいくつかはあるはずです。
その口コミがいつのものなのか。どんな種類の内容なのか。
その口コミが、発生してから2年も3年も経過していてもなお継続しており、直近の口コミがよいものであれば、おそらくその問題を再度起こさないよにかなり気をつけていると考えられます。
また、直近の悪い口コミについて、それが技術的な問題なのかそれ以外(振る舞いや人柄等)かもチェックしてみると、気にする問題なのか見えてくるかも知れません。
当然、中にはひどいコメントを見受けられることもありますが、それが極端な場合は技術というよりも感情によるものが大きいように思います。参考程度にとどめておくべきでしょう。もっとも、同様の内容の低評価が複数ある場合は業者側に問題があるかもしれません。
改善がみられず同じような悪評ばかりの業者は避けるべきなのですが、そのような業者はかなり少ないのではないかと思います。なぜなら、登録を継続しないからです。もしいたとしても、ネットに放置してあるだけなので発注はできないと思います。
よいコメントは何の作業をしたのかを確認
よいコメントもチェックします。この場合、自分の依頼したい作業がその業者の得意分野かどうかを確認します。
例えば、中古マンションの入居に際したクリーニングを依頼するとして、比較的評判がよく安価な業者を見つけたとします。
しかし口コミの内容をよく見るとほとんどがエアコンのクリーニング作業等だったとしたら確認が必要です。
一般家庭の在宅クリーニングと空室におけるクリーニングはタイプが異なります。
もしかしたらその業者の空室クリーニングの経験はあまり豊富ではないかもしれません。その場合、双方にとって不幸になる場合があります。
在宅ハウスクリーニングの選び方、電話での最初の対応の評価
インターネットのポータルサイトでは事前の直接なやりとりはできません。
したがって、サイトやアプリ上でのメッセージやチャットのみでのやり取りとなります。
これは業者選定に限らないことですが、基本的にメール(文字)と電話と対面では印象はそれぞれ異なります。
早いタイミングで直接やりとりできる状況を整えて、電話応対やメール対応をチェックするのが有効です。多くの口コミをチェックすると、在宅作業に関しては実作業以外にも、電話応対、服装、運搬時の対応等、色々な指摘が見受けられます。
事情はともあれあまりにメールの返答が遅かったり、質問内容に答えていなかったりとイライラさせる等。また実際に会話して相性が悪いと感じる等はないでしょうか?
逆に心地よいやりとりができる業者の場合、発注側は話しやすくなります。
話しやすいと要望を伝えやすくなります。
要望を伝えてそれが受け入れられ、さらに実作業でクリアーされると発注者側は満足します。
仮にその要望の難易度が高くオプション扱いとなるサービスだとして、それを的確に伝えて同意を得て依頼を受けると、受注者側も売り上げが上がります。
よい関係が築けます。
もっとも、そういうことが苦手なので在宅クリーニングに背を向けて空室の原状回復クリーニングを貫いている業者もいます。
そんな業者の中にはとても腕のよい方も多くいます。
しっかり仕事してくれるのならだれでもいいや、先にに伝えたことをちゃんとやってくれればそれでいいや、というのも全然ありだと思います。
しかし、そのような業者さんと巡り合うのはなかなか難しいものです。
保険対応。万が一の破損を補償してくれるかも選び方のポイント
業者が保険に加入しているかどうかも大切なことになります。
想定外の作業中の破損や故障等の事故は避けられません。
例えば、
・エアコン室外機を少しずらしただけで配管が外れてクーラーガスが噴き出した
・レンジフードのファンを取り外したらなぜかモーターが動かなくなった
・蛇口を磨いていたら折れた
・浴室のシャワーのサーモスタットがおかしくなり温水が出なくなった
等です。
明らかに業者側に過失があった場合は業者が弁償するのは当然だと思いますが、微妙なケースも多々あります。
設備が古くなったり元々の取り付けが甘かったりした場合は、作業時のちょっとした力を入れた動きで破損したり水漏れしたりします。
修理にお金がかかることになったら話し合いになるのですが、支払い関しては双方が気を遣う問題です。
そのような場合、万が一の場合に備えて損害保険に加入している業者とそうでない業者では、対応が大きく異なってきます。
保険に入っていない業者は、経年等を理由に正当性を主張するでしょう。
保険に入っている業者は落ち着いて話しをしてくれるものと思います。仮に業者側が保障してくれた場合、発注者のお客様も設備に古さ等を認識して申し訳ないと感じ、保険対応した業者を逆にねぎらい感謝するという好転が生じたりします。
夏場のエアコンクリーニング、年末の大掃除など、ご家庭にハウスクリーニングを呼んでみたいという方はぜひご参考になさって下さい。
※2016年8月に書いた記事の改定となります。
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