減らない東京の空家、世帯数の増加したらなぜ空家が増えるの?
東京都の2013年での空家は約82万戸、空家率は1998年よりほぼ横ばい。
この時点での長期不在や取り壊し予定の空家は約15万戸もあるとのことです。
空家の原因は人口減少です。
しかしながら、核家族化や単身世帯の増加により、世帯数は増えています。
人口は減少、世帯数は増加。
するとどうなるのでしょうか?
人気のない中古住宅 空家が使用されない状況に
新しく家を買おうとしている人たちは、品質が確実な新築住宅を希望します。
中古住宅については、『程度が良いこと』『築浅であること』が条件など、ハードルが高くなります。
こうして、新築住宅が増えていきます。
世帯数が増えて住宅が増えてきている中でさえ、中古の空家はなかなか買い手がつきません。
しかしながら、いずれは人口減少に伴い世帯数も減少に転じる見込みです。
そうなると、
そのときには今以上に空家が増えていくことになります。
なぜ空家を壊さない?
家の解体にはお金がかかるのはもちろんですが、
空家を残しておいた方が、固定資産税がやすくなるということもあり、あえて家を壊さないで空家のままにするオーナーさんが多いのです。
これは住宅が不足していた時代に、建設を促すのを狙った名残です。
空家が増えるとなにが問題となるのか?周辺の住民に迷惑がかかることも。
空家がふえることにより、
・雑草・悪臭など衛生環境悪化
・景観の悪化
・不法侵入などによる治安の悪化
・生命・身体への被害のおそれ(倒壊や建築材料の飛散若しくは剥落による)
などといった問題が発生します。
もっと具体的な例ですと、
ゴミの不法投棄のたまり場になる
放火や不法侵入など犯罪の温床となる恐れがある
地震などの災害が発生した場合に、倒壊して避難路をふさぐ恐れがある
どうでしょうか?
いろいろと心配事が増えますね。
また、空家ばかりのエリアは資産価値が低下するともいいます。
街の活気や魅力、景観にも影響しますね。
今、空家管理が必要です。
また部屋は、人が住んでいると汚れて痛んでくる印象があるのですが、
実際には、家は人が住んでいた方が劣化のスピードは抑えられます。
空家状態が続くと、家も部屋も老朽化するの定期的なメンテナンスが必要
家は人が住んでいた方が劣化のスピードは抑えられます。
ポイントは、
・換気
カビの発生をさけるには湿気をさけることが大事です。
換気して風通しをよくし、しっかりと換気をしましょう。
もちろん、押し入れやクローゼットの中も開放します。
・通水
排水口等からの悪臭を防ぎます。水周り(浴室、キッチン、トイレ)は定期的に通水しましょう。
特に、排水口の水が干上がるのは注意です。
https://do-not-worries.net/bath-room-haisuikou/
・郵便受の確認
ポストも点検しましょう。
だれもすんでいない住居にも、チラシやダイレクトメールが投函されてしまうことがあります。
ポストからあふれたチラシや郵便物を狙って、放火や空き巣があるかも知れません。
もっとも、空家はなんとなく空家だとわかってしまうものではあります。
雑草の処理
生い茂った草木は景観が悪くなるだけではありません。
塀を越えて隣家に迷惑をかけることも。
また、あまりにも景観がわるくなるとゴミを置かれたりとか。
よいことはあまりありません。
これらを放っておくと、資産の劣化、修復費用の増加など、ひとつもよいことはありせん。
しかし、個人ですべてやるのには、
時間的にはもちろん、距離的にもむずかしいかもしれません。
そんなときにはぜひ専門業者にご相談下さい。
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