思い出の品が遺品となる前に 生前整理を
以前、こんな記事を書きました。
実はこれ、私の体験でもありました。
とにかく母はモノが捨てられない人でして。
亡くなった直後、実家の中を整理しようと思ったのですが、
これは困難なことだとあきらめたものです。
そう、いろいろなものがガッツリ残っていました。
それは先に亡くなった父のモノを含めて。
服とか引き出物とか、服とか、デパートの包装紙とか紙の手提げ袋とボロキレとか・・・
まあよく捨てずに残しておいたものです。
生前整理をすることは、残された者への気遣いではないでしょうか
わが家の場合、お宝はありませんでしたね。
すごい家宝があるのならうれしいですが、
はっきり言います。
結婚式の引き出物とかは、某大手リサイクルショップ(エ〇モールとか)では、
査定 ゼロ です。
結局やりませんでしたが、ヤフオクに出したところで多分送料の方が高いです。
物置にはまだ『おぼん』がいくつかありますが、
またなんでこんなに『おぼん』ばっかりあるのか・・・・・。
これも断言できます。
査定 ゼロ です。
1年間着なかった服は一生着ないといわれていますが、
1年間使わなかった引き出物等は、多分そのまま押入れとか物置に入れたままになるでしょう。
スペースばかりとるものであるのなら、そして、誰も貰い手がなさそうであれば、
それは思い切って処分してしまったほうがいいかも知れません。
遺品となる前に、やはりご本人が自分の意志で整理するものを指示するのが大事
私の父は年齢にしてはけっこうメカに強い人でした。
老後はパソコンに凝り、孫と携帯メールの交換がとても楽しかったようです。
今実家には、大量の父のVHSビデオテープが山積みとなっております。
背のタイトルを見ると、
古い洋画、コンサート、旅行、結婚式、家族
こういったものが多かったです。
テレビの録画とかは処分しましたが、
実際に記録として録られたものはなかなか捨てることができません。
兄弟や親戚への確認が必要なものもありそうですし。
生前の思いでの撮影動画であったりしたら、ちょっと見てみたいなという気もします。
そう思いつつ数年経過、やっぱりなかなか見ないのですよね。
アルバム、写真、旅行の思い出の品々、ビデオテープを含めてその他諸々、
ひとつ残らず丸めて袋に入れてポイッ!
そう簡単にできますか?
出来ます。
第三者であるなら。
でも、そうなる前にやはりご本人が判断して整理しておくべきでしょう。
残された側が遺品を処分するのは、その何倍も判断がつかないかもしれません。
遺品整理の前に生前整理を
生前整理は、遺品整理の負担を家族にかけないことが目的です。
家族が処分に困るであろうものを、思いついたときからゆっくりとやればいいです。
参考にいろいろな書籍に目を通すと考えが拡がるかもしれません。
あした死んでもいい片づけ 実践!覚悟の生前整理【電子書籍】[ ごんおばちゃま ] |
死んでしまったら、片づけをすることはできませんが、
いつ死ぬかはわかりません、
だからいつ死んでもいいように、キレイにしておくことが大事です、
といったことが丁寧に書いてあります。
前向きな生前整理は、終活というよりもさらに前向きに人生を歩んでいく活動なのではないかなと思います。
そのあとのハウスクリーニングはお任せください。