「エアコンのクリーニング、自分でやろうと思ったんですよ」

 

 

エアコンクリーニングをしているとき、お客様からよく聞いた言葉です。

 

 

でも方法がわからずに、みなさん結局あきらめて依頼してくださるんですね。
そうおっしゃるお客様宅のエアコンは、カバーもフィルターもとてもきれいなんです。
すごく手入れしているんだなって思いながら作業してます。

 

 

しかし・・・

 

 

 

ファンはどうしてもよごれてしまっているんですね。

 

アルミフィン(熱交換器)とファンをきれいにしないと、どんなにフィルターをきれいにおそうじしても部屋にカビやほこりをまき散らしてしまうんです。

 

アレルギー、ハウスダストの原因となります。

 

 

 

どんなに気をつけていてもたまってしまうファンのよごれ。

 

ならば自分で定期的に、今話題のエアコンをクリーニングしちゃおう!

 

そう考えるのは当然かとおもいます。

 

 

しかし、

 

 

色んなハードルが待ち構えているんです。

 

なにはともあれ、

 

さっそく、まずはコンセントをはずしてスタートしてみましょう。

 

 

 

エアコンのカバーがなかなか外れない!

 

 

 

エアコンクリーニングは、まずカバーを外して内部を剥き出しにすることから始めます。

 

 

エアコンフリー
このカバーを外すのがが難関、がなかなか外れないんです。

 

どこのビスを外していいのか。いやいや、そのビスがどこに隠れているのか。

 

 

ここでとん挫してしまう方もいらっしゃいます。

やっぱり無理だわ~~って。

 

 

いえいえ、ネジは、ちゃんとかくれています。

 

ネジ1

 

 

 

 

 

 

 

我が家のエアコンです。

 

 

ルーバー(羽)の下側をちょっと持ち上げてみてください。

ちょうど写真の赤くかこんだあたりです。

 

ネジ2

 

フタがあるのが見えますか?

それをはずしてみてください。

 

ネジ3

ネジが顔を出しました。

ネジはエアコンの下部に2~3か所あります。

 

まずはこれをはずします。

 

 

 

なに?ネジをはずしてもビクともしない?

 

 

まずはフロントカバーの底の部分を動かし、どこが本体とひっかかっているのかを確認し、それをはずします。

続いて、天井に面している部分の奥の方を確認、3か所ほどひっかかっている場所があるはずです。

 

 

目視しながら指、もしくはマイナスドライバーなどを使ってはずしていきます。

天井が近すぎて目視できない?

手さぐり指さぐりです。

 

 

カバーはずしは機種によって、難易度が変わります。

あっけなく簡単にはずれることもあれば、なかなかはずれないこともあります。こればっかりはメーカーさん次第です。

 

 

ようやくはずれました。

 

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剥き出しになりました。

 

 

 

 

なんとかカバーがはずれたとします。

 

よごれたアルミフィン(熱交換器)が剥き出しになり、下にはこれまた黒いかたまりがこびりついたファンが見えます。
さっそくスーパーで買ってきた洗剤をかけて、水ですすいで・・・

 

いやいや、その前に・・!水が漏れたら大変です。

 

養生をしなければなりません。

 

 

エアコンクリーニングの養生はじつにめんどくさい

 

 

すすぎの水が漏れないように、しっかりと養生をしましょう。

 

養生ををするには、養生テープとかビニールマスカー(養生テープにビニールがくっついているもの。けっこう身近なスーパーに売ってたりします)が必要です。クリーニングの際のすすぎ水が漏れないように、慎重に養生をします。

 

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※これがビニールマスカー

 

 

養生テープ

 

 

 

※こちらは養生テープ

 

 

 

さて養生、これがまた手間が多い。

 

エアコンクリーニングにかかる時間の半分以上はこの養生作業なんですね。

以下手順です(今度画像アップしますので・・・・)。

 

 

 

・まずはカバーをはずして剥き出しになったエアコンの右側にある電装部分を、タオルをかぶせて保護、その上からビニールマスカーを使って養生します。

 

・エアコン下部、ネジ穴その他、目に入る穴やすき間を養生テープを貼ってマスキング。これをやっておかないと 水漏れの原因に・・・・・!

 

・エアコン下部に平行にタオルを敷いて壁に貼り、その上からビニールマスカーで養生。

 

・ビニールマスカーを左下からグルッと右下まで、エアコンを囲みながら貼る。

 

・エアコン洗浄用ホッパーを装着

 

 

ホッパー、なんだそれは?

 

そうそう、流れた汚水を下に流すエアコン洗浄用ホッパーなんてものがあるんです。
これをエアコンに前掛けのようにかけて、下にバケツを置いて。

 

いろいろとやることは多いんですね。

 

 

 

さて、養生をしたとします。

養生1
養生完了(ホッパーから伸びるホースの下にバケツがあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、買ってきた洗剤をさっそくスプレーして、さあ流そう!
ところが・・・・

 

 

どうやって洗剤を流せばいいの?

 

 

水道からホースで水を流すとします。
もちろんOKです。
しかし!

 

鉄壁の養生をしたはずなのに、なぜか後ろから水が漏れてきた~~~

 

 

なんてことがまたにあるんです。いつも気をつかってます。
僕も先日ある法人様のエアコンをクリーニングしたのですが、エアコンの下に移動できないパソコンとプリンターのセットが置いてあるんですね。

 

機材の上に3枚ほどシートをかぶせて、気をつかってエアコンを養生して。
結果的にはエアコンの背面から水が漏れることはなかったです。

しかし、油断すると水はどこから漏れるかわかりません。

 

 

ちなみに、僕ら業者はすすぎ洗いをするときには、高圧洗浄機を使います。

 

安くあげたいのであれば水道からホースを引っ張ってきてやるか、噴霧器を使うかです。

 

ちなみに噴霧器はこんなのを使います。

 

 

 

そうそう、脚立も使いますよね。

 

 

 

 

噴霧器が3,340円脚立が4,954円

 

合計8,294円

 

 

僕たちは、これに加えてクリーナー、除菌用のスチームクリーナー、水を吹き飛ばすブロワーなんかも使います。

 

けっこう大荷物です。

 

 

こうして、日々やっている作業を文章化しようとしてみたのですが、けっこう大変でした。

 

 

エアコンクリーニングをDIYで【自分で成功させる方法!】

 

この答は!

 

場数をこなして経験あるのみ。

 

ということになるのかも知れません。

 

 

業者さんに頼んじゃった方が、楽だし安上がりかもですね。

 

がんばりましょう!!