実家のレンジフードのガンコな油汚れを、初めてアルカリ性洗剤で除去した
ハウスクリーニングの仕事をはじめるときに、まずは実家で練習をはじめました。
練習材料がいっぱいありましたもので。
今回はそのときのお話しです。
まだこの仕事を始める前のこと、
盆や正月に実家に帰るたびに、汚れたレンジフードを見て見ぬふりをしていましたものでした。
おそらく親兄弟、みんな見て見ぬふりをしていたと思います。
当時の実家のレンジフード。
(下部を部分的に洗浄したあとの画像です)
黄色みがかった、まさにハエ取り紙といいましょうか。
そんな表面。
ベトベトしてそうで、さわる気にもなりません。
そう、レンジフードのカバーに油がベットリこびりついていたんです。
表面に油がついて、ベトベトとしていてその上に埃もひっついて。
それはそれは大変な状態でした。
そして、中をのぞくと・・・
旧式のファンにも油と埃がびっしり。
たしか、以前一度だけ、カバーに台所洗剤をかけてこすったことがあったような・・・
当然ながら、まったく効き目はなかったのですが。
これは恰好の練習材料です。
それにしても、
この油汚れ、除去できるの?
レンジフードカバーの油汚れが、ゆっくりとやらわかくなり、落ちはじめた
おそるおそる黄金色と化した我が家のレンジフードカバーに触れてみました。
油は、見た目はいかにも粘着してそうでしたが、さわるとけっこう固く、厚くびっしりとこびりついているというかんじでしょうか。
とりあえず、レンジフードのカバーをはずして、
本部推奨のアルカリ性洗剤を使って。
スポンジをつかってこすりました。
最初はなかなか落ちませんでしたが、
教わったのを思い出して、
スポンジでゆっくりと力をいれず撫でるようにこすっていくと・・・・
あの固くこびりついた油が、なんとやわらかくなってきました。
これって、油汚れにアルカリ洗剤の成分が反応していくからなんです。
おお、とけるとける!
しかし、とけた油は消えるわけではありません。
やわらかくなった茶色い油は、そのまま拭けば拭くほど拡がっていきました。
斜面の油をこすると、とけだして下に流れてきてしまいます。
これはいけない、汚れてないところまで汚れてしまう!
そこで、その都度お湯で絞った雑巾で拭き取ります。
もちろん、スポンジも雑巾も油で茶色くベトベトに。
それをゆすいで何度も繰り返す。
これはけっこう地道な作業です。
一生懸命繰り返しているうちに、
こんなだったのが、
こうなり、
ようやく見栄えがよくなりました。
とても大変でしたが、なんとか油汚れを落とすことはできましたね。
レンジフードのカバーも。
これが、
なんとか落とせました。
中性洗剤やその他の洗剤ではビクともしないガンコな油汚れ、
洗剤ひとつ変えれば、どんなにこすっても落ちない汚れがしっかりと反応するんだという驚きを感じた出来事でした。
さて、ついでに、
前回のブログでも書きましたが、
ちなみにこれ、もともと赤かった鍋のふたなんですが、この塗装も落ちちゃいます。
なお、アルミにアルカリ洗剤を使うと、アルミニウムが腐食するのでやめましょう。
先ほどのレンジフードのカバー、あれもおそらく色落ちしてるはずです。
やりすぎには注意ですね。
しかし、あまりにも年月がたっていて、かつ油がびっしりとこびりついていたら、どうしても塗装に影響はでてしまいますね。
こちらの記事もご参照ください。
アルカリ性洗剤について書いた記事です。
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